ゴールデン カムイ レビュー。 【78.3点】ゴールデンカムイ(TVアニメ動画)【あにこれβ】

みんなのレビューと感想「ゴールデンカムイ」(ネタバレ非表示)(2ページ目)

ゴールデン カムイ レビュー

アイヌが秘蔵していた金塊を巡って、激しい争いが描かれる『ゴールデンカムイ』。 金塊の在りかを知るにはは囚人の体に入っている入れ墨・通称刺青人皮を揃え、暗号を解く必要がある。 日露戦争帰りの若者・杉元佐一とアイヌの少女・アシリパはそれぞれの目的のために手を組み、北海道を駆け巡ることとなる。 争いと言えど、全員が敵というわけではない。 共に行動をする者もいれば、一時的に手を組む人物だって現れる。 しかし最終的な目的はみんな同じ。 いつ裏切る人間がいてもおかしくない中、金塊を求めて旅は続く。 だがそんな状況下でも、杉元とアシリパは絶対的な信頼で結ばれていることを忘れてはならない。 杉元はアシリパを危険な目に遭わせることを酷く嫌い、彼女の手を汚させまいと奮闘する。 出会った頃の「私は人殺しはしない」という彼女の信念を守り通すためにも、汚れ役は戦争帰りの自分だけで良いと強く思っているのだろう。 彼女を狙う人物には容赦せず、特にアシリパに興味を示した尾形百之助には強い敵意を向けていた。 遂に21巻ではロシアを脱し、樺太へ向かう杉元一派。 早々に足止めを食らうも、めげるような彼らではない。 歩を進め、一刻も早く金塊を手に入れたのだ。 杉元は彼女を守りたい気持ちが強いゆえに、こんな血なまぐさい争いに巻き込みたくないと考え始めてしまうのだ。 もともと、彼はアシリパに「クマやシカを追いかけて、ヒンナヒンナ(食事に感謝する言葉)して暮らしてほしい」という願いがあった。 まだ若い少女を思いやる気持ちは痛いほど読者に伝わり、殺しや残酷な現実は大人だけでいいと思ってしまうのは無理はない。 個性的なキャラクターやコミカルなシーンに惹かれて忘れがちだが、アシリパの周りにいるのは軍人や罪を犯した囚人で、穢れを知る人物ばかり。 本来なら、平和に暮らしていた少女に近づくべき人物たちではないだろう。 きっと杉元は、そういった部分も気にしているのだ。 だがアシリパも、出会ったばかりの頃とは大きく変わっている。 もちろん人殺しはしておらず、彼女の信念は変わっていない。 だが旅をし、杉元と離れ、また再会し……。 今までとは違う景色を見てきたため、「ただのアイヌの少女」ではなくなっているのだ。 彼女には平和に暮らしてほしいと願う、父親的な目線を持っている杉元。 それに対して成長していくアシリパ。 21巻では二人のちょっとした心の揺れ動きにぜひ注目していただきたい。

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primaniacs

ゴールデン カムイ レビュー

TVアニメ『ゴールデンカムイ』第3期の放送が決定した。 2020年10月夜よりTOKYO MX、読売テレビ、札幌テレビ、BS11にて放送開始となる。 あわせて、第3期のPV第1弾が公開。 『ゴールデンカムイ』は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の同名コミック。 マンガ大賞2016や、第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」に輝き、シリーズ累計1,000万部を突破している人気作だ。 2020年10月より放送スタートする今作では「樺太編」がスタート。 網走監獄で離れ離れになってしまったアイヌの少女・アシリパとの再会を果たすため、樺太を目指す。 公開された第1弾PVは、これまでのエピソードを振り返りながら樺太編へと繋がる期待が高まる内容となっている。 『ゴールデンカムイ』第1期、第2期が再放送決定 また、第3期の放送を記念して、TOKYO MXにて第1期と第2期の再放送が決定。 TOKYO MXにて2020年4月6日22時より放送開始となる。 TVアニメ『ゴールデンカムイ』第3期は、2020年10月より放送スタート。

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『ゴールデンカムイ』244話(『週刊ヤングジャンプ』2020年28号)にて、ソフィア一向は小樽へと到着。 久しぶりに岩息舞治(がんそくまいはる)の姿も見えるが、残念ながらスチェンカ(ロシア伝統の催し)をしている余裕など無さそうだ。 一方、第七師団は着々と札幌へ近づいている。 全員が同じ地へ集結するのも、時間の問題であろう。 アシリパを探す人間達がいる以上、杉元らに安息は訪れない。 鯉登音之進と月島基の名コンビ 『ゴールデンカムイ(16)』表紙 菊田と宇佐美というアンバランスなコンビが目に付く中、鯉登音之進(こいとおとのしん)と月島基(つきしまはじめ)の組み合わせはもはや定番となってしまった。 正反対の二人だが作中の掛け合いは面白く、なぜか微笑ましく思えてしまう不思議な魅力を持っている。 鶴見中尉を崇拝する鯉登は、二階堂や宇佐美と同じく熱狂的な信者だ。 鶴見の写真を持ち歩く、彼を前にするとうまく話せないなど、まるで初恋の相手に取るような態度を見せている。 だが少尉という立場なだけあって、決して凡庸な人物ではない。 高い身体能力を持ち、戦いとなれば鋭い考察力を持つ有能な男なのだ。 時折「キエエエッ!!」と奇声を発するのが玉にキズだが、冷静な一面も持ち合わせる実力の高い人物だ。 月島に対してはやたらと子供っぽい顔も見せるが、普段とのギャップがたまらないというファンも多いと思われる。 そんな鯉登と行動を共にする、あるいは面倒を見させられている(?)のが月島軍曹。 鶴見中尉の側近で、常に落ち着いている真面目な青年である。 個性派ぞろいの第七師団の中では常識人、言い換えれば「最も普通」な人物だ。 その性格がゆえに振り回されていることも多いので、時々不憫に感じてしまう。 狂信的な鯉登らとは違い、別の意味で鶴見を崇拝していると言っていいだろう。 崇拝のカタチが異なっており、どこか崩れ落ちそうな危うささえ感じ取れる。 それはゾッと、背筋が冷たくなるような感覚を覚えてしまうほど。 「鶴見劇場をかぶりつきで観たい、最後まで」と語る彼の胸中には、何が隠されているのだろうか? 下手すると熱狂的な信者よりも、一番恐ろしいのは月島なのかもしれないとさえ思ってしまう。

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